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スタッフブログ

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断熱材の種類

高品質な注文住宅を建てるためには、
高品質な断熱材を使用する必要があります。

断熱材によって住宅の気密性や断熱性が変わるため、
快適な住環境を維持できるかどうかは断熱材の性能によって決まるといっても過言ではありません。

そこで、この記事では代表的な11種類の断熱材について素材と特徴を解説します。

【この記事でわかること】
 断熱材の比較基準

● 断熱材11種類の比較一覧表

● ワウで使用している断熱材とは、

そもそも断熱材を比較する基準は?

断熱材を比較検討するためには、断熱材の評価基準を知っておく必要があります。

断熱材は「熱抵抗値」「厚み」「熱伝導率」の3基準によって性能評価されることが多く、各項目の特徴は押さえておきましょう。

この章では、断熱材を評価する3つの基準について解説します。

  • 熱抵抗値
  • 断熱材の厚み
  • 熱伝導率

順番に見ていきましょう。

熱抵抗値

熱抵抗値とは「熱の通りにくさ」を値にした基準で、厚さ÷熱伝導率で計算されます。

後述する「厚み」と「熱伝導率」が大きく関係する値です。

熱抵抗値の値が大きいほど熱を通しにくい素材となり、断熱性能が高くなります。

断熱材の厚み

断熱材を厚くすれば、より熱は通りにくくなるため、何ミリで施工するのかは非常に重要です。断熱材を厚くすると壁も同様に厚くなり、圧迫感を感じやすくなります。

また、使用する材料が増加するため費用も高くなります。そのため、なるべく薄く安価で断熱効果を保持できる断熱材選びが重要です。

熱伝導率

熱伝導率は、熱の伝わりにくさを値とする基準です。

数値が小さいほど熱が伝わりにくく、断熱効果が高くなります。

断熱材11種類の比較一覧表

代表的な断熱材11種類の特徴を比較した場合、平均データは以下の通りです。

素材ごとの詳細は次章より解説するので、まずは概要を把握しましょう。

素材名称メリットデメリット熱抵抗値厚み熱伝導率工法価格
繊維系グラスウール・耐火性が高い・防虫性が高い湿度に弱い1.00500.05充填安価
繊維系ロックウール・耐火性が高い・防虫性が高い湿度に弱い1.31500.038充填安価
繊維系セルロースファイバー・調湿効果が高い・防虫性が高い重い2.501000.04充填高価
繊維系インシュレーションボード・調湿効果が高い・吸音性が高い防虫性が低い1.5
(※1)
500.04充填高価
発泡プラスチック系ポリエチレンフォーム・耐水性が高い・耐久性が高い耐熱性が低い0.59250.042充填高価
発泡プラスチック系ビーズ法ポリスチレンフォーム・耐水性が高い・耐久性が高い・軽い耐熱性が低い0.23100.043外張り高価
発泡プラスチック系押出法ポリスチレンフォーム・耐水性が高い・軽い耐久性が低い0.5200.04外張り安価
発泡プラスチック系硬質ウレタンフォーム・耐熱性が高い・耐久性が高い防虫性が低い0.2970.024外張り高価
発泡プラスチック系フェノールフォーム・耐熱性が高い・耐久性が高い防虫性が低い0.58150.026外張り高価
天然素材系羊毛・調湿効果が高い・吸音性が高い入手困難2.31050.045充填高価
天然素材系炭化コルク・調湿効果が高い・防虫性が高い・吸音性が高い入手困難1.5(※2)500.5(※3)充填高価

ワウハウス九州の断熱材は?

ワウハウス九州では、繊維系の断熱材を使用しています。

繊維系のメリットとして3つ

・吹付塗装とは違い施工の品質に大きく差が無いこと

・天井や壁に使用すれば家全体の重量を下げられるため、耐震性を向上させる際にはおすすめです

・断熱効果を加味してコスパがとても良い【価格が安い】

以上の理由からワウハウス九州では繊維系のロックウールを使用しております

断熱材は自分の家に合った種類を選ぼう

この記事で紹介した断熱材11種類を細かく分類すると、
さらに複数の種類に分類されます。

したがって、必要な断熱材を自分で見極めることは非常に困難となり、
本記事で紹介した断熱材をもとに検討することがおすすめです。

ワウハウス九州では、
断熱材と気密性を兼ね備えた吹き付け断熱の住宅プランを実現しています。

他にも、お客様に寄り添いながら最適なプランを提案しますので、
家づくりをご検討中の方は、ぜひ一度モデルハウスへお越しください。

記事・古川