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スタッフブログ

不動産建設業が教える
後悔しない家づくり

あこがれのマイホーム!
あれも付けたい、これも付けたい。
そんな気持ちもわかります。

でもちょっと待って!
総予算は大丈夫ですか?
ほんとにその設備は必要ですか?

今までの私たちの経験から
優先順位の低い設備をご紹介いたします。

新居の設備の考え方

一概にマイホームの設備で
「これはいらない」や「これは付けるな!」
とは言い切る事は出来ません。

そこで生活される方々の
理想の暮らしは様々です

家族構成、生活スタイルもそれぞれですが
メリットばかり見てつけた設備が
後々トラブルになることも多々あります

いろんなケースを考えた上で、
この設備は必要だよね!
この仕様がいいよね!

となるようにヒントとなればと思います。

今回はその中でも私個人の要注意設備を
3つピックアップしご紹介します

メリットばかりではなく
デメリットもあることを建てる前に
ご紹介できたらと思います

それでは…

要注意設備 ①天窓(トップライト)

天井から明るい光が降り注ぐ天窓は
狭小地や北側の部屋などで好まれる設備です。

室内が明るくなり、外観のアクセントなど、
あえて設置する方もいらっしゃいます。

最近は実際に設置される方も
かなり減りましたが、

注文住宅の打ち合わせの時に
ご希望される施主様が居られるのも確かです。

まずは代表的に
1.明るい

2.寝ながら星が眺めれる!

3.お洒落!

天窓にはこんな感じの印象を
お持ちかと思います。

しかし、

1.明るい

当社の設計士が間取を作るときに
必ず採光率を考えます。
(逆にこの採光率を考えないと
建築確認が下りない場合があります。)

基本的に居室(主寝室や子供部屋など)
を作るときに、しっかり採光、
通風を考慮していますので
余剰に明るさにこだわる必要はありません

真夏の天窓からは非常に強い
日光のエネルギーが室内に降り注ぎ室温
すぐに上がってしまいます。

2.寝ながら星が眺めれる

本当のところは眺めれません!
アルプスの少女ハイジのような
生活環境ならOKです。

ですが、実際に月や星を眺めることは
ほぼ不可能です。もし、偶然に月が見ることが
出来たとしても、一瞬です。

夜には大気圏のちりやごみの影響で
天窓の透明性を著しく損ないますのでご注意を

3.お洒落

開放感溢れる天窓を施工する
気持ちは大いにわかりますが、

定期点検等でお伺いしますと、
高所の為、掃除が行き届かない、
天窓の周りのクロスに
カビみたいなシミが出た
というケースが多々あります。

しっかりと点検や清掃ができないと
満足のいくオシャレな暮らしとは
少し離れてしまうかもしれません。


その他にも、基本的に屋根と2階の天井
(平屋の場合は1階の天井)の間に断熱材が
敷き詰められています。

しかし、天窓を設けますと、
その部分には断熱材的なものが何もありません。

施工の質やコスパを意識する方にとっては
向いていない設備なのかもしれないですね

以上の理由から最初に
天窓(トップライト)を上げました!

要注意設備 ② 広すぎるベランダ

大きめのベランダで夜に
お月様を見ながら晩酌をしたり
友達を呼んで家族みんなで
BBQや焼き肉パーティ
マイホームを考えるにあたって
誰しも夢見る光景でしょう。

しかし

本当に必要ですか?
もちろんベランダを設置するのにも、
いろいろと費用が掛かります。

普通の広さのベランダはお布団を干したり
2階居室のエアコンの室外機を置いたり、と
あれば何かと助かります。

必要以上の広さを確保した場合には
最初は折角作ったから、
とBBQをしたり焼き肉をしたり、
使用頻度はいっぱいあるかと思います。
それが1年経ち、2年経つと、
かなり落ちてきます

また、普通の屋根じまい
(ガルバやルーフィング材
で仕上げる普通の屋根)

と違い、一般的にFRP樹脂
にて防水加工を行います。

普通の屋根に比べれば耐久性も落ちますし、
それなりに施工費用は発生します。
長いスパンで考えるとやはり
優先順位はかなり落ちると
言わざるえないでしょう。

どうしてもそんなスペースが欲しい、
と思われるのであれば
庭のちょっとしたスペースに
ウッドデッキなどでスペース
確保した方が利用価値が
高いかもしれません。

要注意設備 ③ 床の間


昔の家には当たり前のように
床の間がありました。

今のように洋風の家が当たり前
ではなかったので昔は普通に和室に
床の間がセットで配置されていました。

しかし、

今は洋風の建物がスタンダードです。
和室もほとんどの家にはありますが、
実はこれは和室ではない事が時々あります。
純和風もありますが
その場合は障子、襖があります。

物入れやドア等が普通の建具の場合、
正確には洋室(畳敷き)
という扱いになります。

そこで床の間の問題ですが、
実際床の間って何に使いますか?

本来は掛け軸を飾ったり、花を生けたり、
端午の節句や桃の節句などの
季節の物を飾ったり。
そのスペースを取るくらいなら、
収納等に利用した方がスペースの
有効活用になるでしょう。

最後に

最初にも書きましたが
生活のスタイルは十人十色

絶対に必要ない設備、仕様なんてありません。
上記に記載した設備、
仕様でも実際に必要なケースも
あると思います。

あくまで、一般的考えて
私たちの経験から後々、
「要らなかったなぁ」と言う声が
多かったものを上げてみました。

特に注文住宅の場合、
選択肢は無限大ですので悩まれることが
多いと思います。

また、今はWEBで簡単に調べる事も出来ます
ので周りの色んな声を
聴いてみるのもいいかも知れませんね。

ワウハウス九州には、
経験豊富な設計士、
インテリアコーディネーター、
現場監督、営業と揃っていますので
希望や疑問に思ったことは
お気軽に聞いてくださいね。
では、良いマイホームを!